XMの複数口座の損益をまとめて集計する方法|スワップ・補填・入出金を分けて見る
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XMの口座が複数あるときは、各口座の取引履歴HTMLを集めて一か所で合算するのが一番早く、正確です。そのとき大事なのは、トレードの損益と、補填・クレジット・入出金を混ぜずに分けて見ることです。この記事では、無料の XM・MT4・MT5 損益分析ツール を使って全口座の損益をまとめる手順と、表示される数字の意味を説明します。
「出金−入金」で損益を出すとずれる理由
一番手軽な損益の出し方は「出金した合計−入金した合計」ですが、これは口座の残高が残っているとずれますし、ボーナスのクレジットや補填が入るとさらに分かりにくくなります。
口座の残高の動きには、性質の違うものが混ざっています。
| 区分 | 中身 | 損益として扱うか(ツールの集計) |
|---|---|---|
| 売買の損益 | 決済した取引の損益 | 含める |
| スワップ | ポジションを持ち越したときの受け払い | 含める |
| 手数料 | 取引ごとの手数料(口座タイプによる) | 含める |
| 現金補填 | 現金として残高に入る補填(XMのEXP06など) | 含める |
| 調整 | charge・correction などの現金の調整 | 含める |
| クレジット付与・取消 | 現金ではないボーナスのクレジット | 含めない(参考値として別表示) |
| 入出金 | 自分のお金の出し入れ | 含めない(別表示) |
ツールはこの区分に沿って、レポートの種別とコメントから各行を自動で振り分けます。
手順1:全口座の取引履歴を保存する
口座ごとに取引履歴をHTMLで保存します。読み込めるのは次の3種類で、口座ごとに違う形式が混ざっていてもかまいません。
- XM会員ページの取引履歴HTML
- MT4の
Statement.htm - MT5の
ReportHistory-*.html
MT4・MT5から保存するときは、履歴タブの表示期間しか保存されないので、必ず「全期間」に切り替えてから保存してください。詳しい手順は MT4・MT5の取引履歴を全期間で保存する方法 にまとめています。
手順2:まとめてドラッグ&ドロップする
ツールのページ を開き、保存したファイルを全部まとめてドラッグ&ドロップします。ページのどこに落としても読み込まれます。
読み込み後には「口座○○:何件追加(重複何件をスキップ)」というログが出ます。同じ口座の期間違いのファイルを重ねて入れても、重複行は自動でスキップされます。
データはブラウザ内(IndexedDB)に保存されるので、次回は前回の続きから使えます。ファイルの中身はサーバーには送られません。
手順3:口座と期間を絞り込む
「口座選択 & 期間フィルター」で、集計したい口座にチェックを入れ、開始日と終了日を指定します。年間の損益を見たいなら、開始日を1月1日、終了日を12月31日にします。
日付はレポートに書かれた日時で判定されます。MT4・MT5の取引は決済日時が基準です。年をまたいで持ち越したポジションは、決済した年の損益に入ります。
表示される数字の見方
上部に4つの集計が並びます。
実質損益(税務申告用)
ツール上の表示名は「実質損益(税務申告用)」で、計算は次のとおりです。
実質損益 = 損益 + スワップ + 手数料 + 現金補填(+調整)
内訳もカードの中に表示されます。非現金のクレジット付与と、入出金は含まれません。
トレード損益
損益・スワップ・手数料の合計で、補填を含まない「自分のトレードだけの成績」です。取引件数も表示されます。
補填・クレジット
現金補填の合計と、参考値としてのクレジット付与の合計が分けて出ます。XMの場合、コメントに EXP06 が付いた残高操作を現金補填として数えます。一方、EXP05(入金時の決済手数料の穴埋め)は入金本体と合わせて元の送金額になるものなので、補填ではなく入金として集計されます。
入出金
入金と出金の合計です。損益の計算には入りません。
グラフと明細で中身を確かめる
集計の下には、次のものが表示されます。
- 月次収益・日次収益:トレード損益(損益+スワップ+手数料)を月ごと・日ごとに棒グラフで表示
- 累積損益:「トレードのみ」と「補填込み」の2本の線を重ねて表示。チェックで片方だけにもできます
- 補填・クレジット:日ごとに損益・スワップ・手数料・現金補填・クレジット付与を積み上げて表示
- 補填・クレジット履歴:いつ、どの口座に、どの区分の金額が入ったかの一覧(コメント付き)
- 口座別詳細:口座ごとの実質損益・トレード損益・スワップ・手数料・現金補填・クレジット・取引数・期間
- 取引履歴:全口座の取引を新しい順に一覧(20〜200件ずつ表示)
補填が想定どおりに分類されているかは、「補填・クレジット履歴」のコメント欄で確認するのが確実です。
確定申告の下準備として使うときの注意
このツールは、申告に必要な数字を自分で整理するための補助です。何を所得に含めるか、どう申告するかの最終判断は、税務署や税理士の案内に従ってください。そのうえで、次の点に気をつけてください。
- 通貨の違い:口座の通貨が違うものを同時に選ぶと、合計は単純に足しただけの参考値になります(画面にも注意が出ます)。ドル建て口座などは、通貨ごとに口座を選び分けて集計してください。円への換算はツールでは行いません
- 期間の抜け:口座別詳細の「期間」列で、各口座の最初と最後の日付が想定どおりかを確認してください。抜けている期間があれば、そのファイルを追加で読み込みます
- 元ファイルの保管:根拠として、読み込んだHTMLファイルは手元に残しておいてください
bitwallet経由で入出金している場合は、業者ごとの入出金やキャッシュバックを bitwalletの利用履歴CSVで入出金を集計する方法 で別に整理しておくと、残高の動きと照らし合わせやすくなります。
ファイルはサーバーに送らず、ブラウザの中だけで処理します